行政・団体経済産業省は28日夜、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の被災地と関東圏に対する燃料供給状況を発表した。
同日中に、福島原発周辺地域の支援要請に対し、ほぼ全量を供給する見通しとなったほか、東北地方に追加投入したタンクローリーが250台を突破した。
東北地方には、タンクローリー300台を追加投入することにしており、28日までに252台を投入済みで、今後290台まで確保できる見通し。
被災地からの支援要請に対しては、27日までに病院など約1230件の要請に対して約1050件に対応、1.1万キロリットルのガソリン・軽油を搬送した。
福島原発周辺地域に対しては、福島県から19、22、26日に周辺住民向けのガソリンなど約980キロリットルの支援要請があり、28日中までに全量を供給する見通しとなった。
関東圏向けは21日から平年並みの供給量を回復している。