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三菱倉庫、歴史的外観保存した高層の新本店ビル竣工

2014年9月4日 (木)

話題三菱倉庫、歴史的外観保存した高層の新本店ビル竣工三菱倉庫は3日、東京・日本橋の所有地で建設していた高層オフィスビル「日本橋ダイヤビルディング」が同日竣工したと発表した。

東京都選定の歴史的建造物に選定された「江戸橋倉庫ビル」(1930年12月竣工)の外観を保存しながら、「災害に強い環境配慮型オフィスビル」に建て替えたもので、2011年10月に建替工事を開始していた。ビルは延床面積3万平方メートル、地上18階、地下1階建、高さ90メートルで、8階から17階までの高層部を賃貸オフィスとし、2階から6階までの低層部はトランクルーム、本店事務所として利用する。

低層部を東京都選定歴史的建造物として活かし、基壇部の自然石、曲面壁を含む既存外観のほぼ7割を保存した。高層部の外観は歴史的な雰囲気をもった低層部と調和し、全体として当地周辺のランドマークとして相応しいデザインとした。

51階エントランスホールは公開スペースとして日本橋界隈の変遷や倉庫業の歴史を展示し、日本橋川の河畔には親水空間を設置して公開スペースとする。投資額は138億円。