ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

10月1日に中央配送管理センター発足

出光、災害対応の物流拠点を統合・強化

2014年9月4日 (木)

ロジスティクス出光、災害対応の物流拠点を統合・強化出光興産は4日、石油製品の物流拠点として「中央配送管理センター」を10月1日に発足させ、業務を開始すると発表した。

石油製品供給の災害対応力の強化、サプライチェーンの強靭化を目指した受注配送機能の構築を進める取り組みの一環として、「災害時でもさらに万全な燃料油供給体制」の構築に向け、東京と大阪に配置していた物流部東日本配送課(東京受注センター)と西日本配送課(大阪受注センター)を同じ場所に移転・統合し、新たに中央配送管理センターとして発足するもの。

顧客に石油製品を安全・安定的に供給するため、陸上物流、受注・配送の全国一元管理体制の構築が必要だとして検討を重ねてきたが、東日本大震災などで得た教訓をもとに、南海トラフ巨大地震・首都直下地震を想定し、災害対応力の強化・充実を図るため、災害に強い立地・施設に移転し、東京で一元的な管理体制に再編することにした。

今回の統合により、オーダー集中時や荒天時など配送環境が悪化した際にも、全国規模で柔軟な受注・配送調整を素早く行えるようになり、安定供給力の強化につながる。

センターは災害に強い立地・施設にあるが、首都直下地震などが発生してセンター機能が停止し、停止期間の長期化が見込まれる場合には、災害などの影響がなく、東京から陸路で比較的近い地域に代替機能を設ける計画。

同社は「競争力のある物流体制を追求していく」としている。

■中央配送管理センターの概要
名称:出光興産物流部中央配送管理センター
所在地:東京都中央区新川1-28番38号
主な役割:石油製品の陸上物流に関する受注・配送管理
設立年月日:2014年10月1日
従業員数:65人