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SBSHD、グループ会計システムの統合完了

2011年3月29日 (火)

ロジスティクスSBSホールディングスは29日、2009年から取り組んできた会計システムのグループ統一が完了し、月末に迎える第1四半期決算から統一システムで実施すると発表した。

 

企業間物流をコア事業とするSBSグループでは、企業の物流業務を包括的に受託する3PL事業の拡大を目指し、業種・業態、商材別に物流機能の整備を進めるとともに、大手企業傘下の物流企業をグループ化するM&A戦略で急成長してきたが、M&A前の各社固有の会計システムを統一する作業が急務となっていた。

 

このため、これまでは連結時にデータを整合する作業が発生するなど、効率性やコスト面で多くの課題があったほか、法改正で義務付けられた財務報告の信頼性、適正性を確保するための内部統制への対応にも改善すべき点があったという。

 

そこで、2009年に会計システムのグループ統一に着手し、Web環境で利用できるERPパッケージの導入を決定。3段階でグループ展開を進め、2010年末に全社統一を完了、3月末に迎える2011年12月期第1四半期決算から同システムで実施することにしたもの。

 

グループ各社の業務フローや勘定科目体系を統一したことにより、同社グループの標準会計システム基盤が完成。運用面では、サーバ管理や法制度改正への対応などシステムメンテナンスの負荷を軽減することができる。

 

同社では「今後もグループの成長ドライバーであるM&Aによる企業数増加に柔軟に対応するとともに、さらなる改善をめざしたシステム機能の強化や国際財務報告基準(IFRS)など会計制度の変化に迅速に取り組んでいく」としている。