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内海造船、因島工場で貨物船「AECアビリティ」進水

2014年9月12日 (金)

荷主内海造船は12日、同社因島工場で載貨重量トン数3万7860トンの一般貨物船「AECアビリティ」が進水すると発表した。この後、艤装工事を経て11月下旬に引き渡しを行う。

AECアビリティは、すべてのホールドを二重船側構造とした最新型の乾貨物船で、従来船よりも船体強度と外部損傷に対する復原性を向上させたほか、貨物倉内のメンテナンスを容易にし、外部損傷を受けても貨物の流出を防ぎ貨物の品質を守ることができる。

また、燃料油でも国際規則に対応した二重船側構造により保護されており、環境にも配慮。幅広浅喫水の特徴を持ち、水深の浅い港湾の出入港が可能で、河川、運河、湖などへ航行できる船型とした。幅広船であるため、特に針路安定性を考慮した舵、船尾形状としている。

穀類、石炭、鉱石、鋼製品などを積載でき、貨物倉は第2-4ホールドをボックスシェープ型として5ホールドに区画、荷役装置も30トンデッキクレーン4基を備え、倉口はワイドハッチを採用して長尺物の積載、荷役効率を向上させた。