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内海造船、因島工場で貨物船「アフリカンジェイ」進水

2015年4月7日 (火)

荷主内海造船は7日、因島工場(広島県尾道市)で建造中の貨物船「アフリカンジェイ」(載貨重量3万7700トン)が進水したと発表した。艤装工事を経て6月下旬に引き渡す。

アフリカンジェイは、すべてのホールドを二重船側構造とした最新型の乾貨物船で、従来船よりも船体強度と外部損傷に対する復原性を向上させたほか、貨物倉内をメンテナンスしやすくした。外部損傷を受けても貨物の流出を防ぐ仕様となっている。

幅広浅喫水の特徴を持ち、水深の浅い港湾の出入港が可能。河川、運河、湖などへの航行にも対応する船型とした。幅広船のため、針路安定性を考慮した舵・船尾形状となっている。積載可能な貨物は木材、穀類、石炭、鉱石、鋼製品など。

貨物倉は5ホールドに区画され、荷役装置は30トンデッキクレーン4基を備える。倉口は、ワイドハッチを採用することで長尺物の積載と荷役効率を向上させた。

新型低燃費エンジン、大直径プロペラや省エネ付加物などを装備し、荒天時の耐航性能向上を目的とした船首形状を採用し、低燃費化を図った。