ケンコーコム、「物流拠点近い」と福岡へ本社機能分散

話題ケンコーコムは31日、福岡市へ本社機能の一部を移転することを決めた。

11日に発生した東北地方太平洋沖地震（東日本大震災）や福島第一原子力発電所の事故を受け、関東圏で深刻な夏の電力不足が懸念されていることから、同社では「早期に安定的な事業の運営体制を構築することが必須であり、また中長期的にも、成長に向けた構造転換、リスク分散が必要」と判断した。

移転先は同社の主要物流拠点に近く、物流、交通の利便性にも優れた福岡市とし、東京への機能の一極集中を避け「持続可能で安定したサービスを顧客へ届ける」としている。移転時期は5月。