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三菱樹脂、チェーンストア向け多段積み断熱コンテナ発売

2014年9月29日 (月)
三菱樹脂、チェーンストア向け多段積み断熱コンテナ発売

▲ 断熱コンテナ(側面のみに断熱材を配置、出所:三菱樹脂)

サービス・商品三菱樹脂は29日、チェーンストアの商品搬送向けに、断熱性能を持った多段積みコンテナ「アスコック-S18」を10月1日から発売すると発表した。

チルド配送は凍結寸前の温度(ほぼ0-5度)に保つ物流が主流となっているが、おにぎりや弁当などの物流には温度が低く、ご飯の食感や美味しさに影響がでるため、従来はカゴ形状の台車の内側を保温シートで被い、その中に一般的な搬送コンテナを多段積みする形態が主流となっている。

三菱樹脂が開発した多段積み断熱コンテナ「アスコック-S18」は、多段積みをする際の最下段(底)と最上段(蓋)にあたるコンテナを「断熱蓋底」と呼ぶ断熱層のみのコンテナとし、商品を搬送するコンテナ「断熱コンテナ」には側面のみに断熱層を設けた。

三菱樹脂、チェーンストア向け多段積み断熱コンテナ発売

▲搬送例(断熱コンテナを断熱蓋底で挟み込む構成、出所:三菱樹脂)

コンテナ自体に断熱性を持たせることで、外気を遮断して保温することができ、保温シートを使用しなくても良いため、取り扱いが容易。

同社はアスコック-S18を外食産業や小売・流通業、食品メーカーなど向けに販売し、2015年度に2億円の売上を目指す。

仕様(単位:ミリ)
外寸:556×458×124H(断熱コンテナ、断熱蓋底ともに共通外寸)、標準コンテナ外寸は557×459)
有効内寸:470×367×102H
材質:PP(表層)、EPS(内層)