ロジスティクスDHLジャパンは9月30日、欧州で無人小型輸送機「DHLパーセルコプター」の飛行を研究目的で開始し、ドイツ本土から北海のユイスト島への医薬品輸送を実施したと発表した。一部既報。
このプロジェクトは、医薬品などの離島への定期輸送としては世界初の試みで、同社が2013年12月に開始したパーセルコプターの試験飛行を継続展開するもの。
無人機は45分間、12キロまで航行でき、風速の影響に左右されるが高度50メートルで秒速18メートルの巡航速度が可能。
完全無人飛行を実現するため、強固で信頼性の高い自動離着陸機能を搭載し、医薬品を安全に運ぶために特別に開発された「天候の影響を受けない完全防水の軽量コンテナ」を装備している。
重量は1.2キロまで積載でき、機体を含めた総重量は5キロ以下となる。50メートル程度の至近距離で飛行する場合でも、人間の声程度の低騒音だという。