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70年前に取得した牛馬放牧用地に多様な生物が生息

日通、社有林にエゾフクロウの巣箱、野鳥生息環境を整備

2014年10月30日 (木)

環境・CSR日通、社有林にエゾフクロウの巣箱、野鳥生息環境を整備日本通運は29日、北海道釧路市に隣接する社有林でエゾフクロウが生息できる巣箱を21日に設置したと発表した。

シマフクロウ研究の第一人者で北海道在住の山本純郎氏と環境省釧路自然環境事務所のアドバイスを得て、社有林に生息している可能性のあるエゾフクロウの巣箱を2つ設置したもの。当日は、山本純郎氏が実際に社有林を訪れ、巣箱を設置した。

日通、社有林にエゾフクロウの巣箱、野鳥生息環境を整備将来的には、絶滅危惧種に指定されているシマフクロウの棲める森林にし、「生物多性の保全への貢献、社有林の有効活用につなげたい」としている。

日通では、釧路市に隣接する社有林を1944年7月、当時輸送動力として保有していた牛馬の放牧、飼料用牧草採取のために取得していた。その後、輸送手段の近代化が急速に進み、社有林はほかの用途に活用されることなく保全され、その結果、さまざまな生き物が生息するのに適した環境が育まれることとなった。
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