財務・人事日本石油輸送が7日発表した4-9月期決算は、売上高が1.3%減(前年同期比)、営業利益が54.1%減となった。
成長戦略の中心に位置付けているLNG輸送業務、化成品で海外輸送の拡大に注力、太陽光発電などの新規事業や新しい輸送容器の開発にも取り組んだが、石油輸送事業で減収となった影響を受けた。
石油輸送事業は、北海道地区で鉄道輸送が終了したほか、消費税増税前の駆け込み需要の反動、石油製品価格の高騰による消費者の買い控えの影響で5.9%の減収、高圧ガス輸送事業は微増収、化成品・コンテナ輸送事業は7.3%の増収となった。
通期は「国内の貨物輸送量や石油製品需要の減少が見込まれる」としながらも、経済環境に不透明な部分が多いとして、従来予想を据え置いた。
[日本石油輸送]2015年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期第2四半期 | 2014年3月期第2四半期 | 増減 | |
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売上高 | 13,755 | 13,936 | -1.3% |
営業利益 | 56 | 122 | -54.1% |
経常利益 | 219 | 293 | -25.1% |
当期純利益 | 98 | 215 | -54.3% |