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商船三井、7-9月の定時到着率を公表、マニラ混雑で

2014年11月12日 (水)

ロジスティクス商船三井は11日、7-9月期の定時到着率を発表した。

東西航路のうち、アジア-北米西岸サービスはバンクーバーの混雑で全体の定時到着率が低下したが、同社運航サービスではバンクーバー寄港がなかったため、継続して高い定時到着率を維持。

アジア-北米東岸サービスでは、シンガポールの混雑継続で4-6月と同水準。大西洋サービスは、ニューヨークで混雑が続き、改善が限定的なものとなった。アジア-ヨーロッパサービスは、ロッテルダム、ハンブルグ、サウサンプトンの混雑で悪化。アジア-地中海サービスは、シンガポールの混雑継続で4-6月と同水準になった。

商船三井、7-9月の定時到着率を公表、マニラ混雑で

▲出所:商船三井

南北航路では、アジア-南米東岸サービスが釜山、シンガポールの混雑、上海の濃霧の影響で4-6月並みとなった。アジア-南米西岸サービスは上海、寧波、香港の混雑の影響を受けたものの、同社船はその影響が限定的だったため改善した。

商船三井、7-9月の定時到着率を公表、マニラ混雑で

▲出所:商船三井

アジア域内航路では、CHS/HS3サービスが香港、シンガポールの混雑の影響で低下。対応策として、HS3のポートケランで揚寄港と積寄港をまとめて一回寄港とする定時到着率改善策を10月から実施している。

CBEサービスは、マニラの継続的な混雑で低調。対応策として、4-6月から実施しているレムチャバンの揚寄港と積寄港をまとめて一回寄港とする定時到着率改善策の継続に加え、7-9月からマニラへ待機船を投入、定時到着率の改善に注力した。

CBWサービスは、マニラの混雑状況悪化の影響で大幅に低下。7-9月からマニラへ待機船を投入、定時到着率の改善に努めており、同社ではマニラ寄港サービスを対象に、さらなる定時到着率改善策を検討している。

商船三井、7-9月の定時到着率を公表、マニラ混雑で

▲出所:商船三井