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米州3社目の展開で日系自動車メーカーの需要取り込み狙う

JX日鉱日石エネルギー、メキシコに潤滑油販売会社を設立

2014年11月18日 (火)

荷主JX日鉱日石エネルギーは17日、海外で潤滑油事業を強化・拡大する取り組みの一環として、来年1月にメキシコで全額出資の潤滑油販売会社を設立すると発表した。

同国は日本、アメリカ、近隣の中南米諸国との貿易自由化が進んでおり、日系自動車メーカーが自動車輸出拠点として工場の新設を加速していることから、日系メーカー向けの自動車用潤滑油を中心に需要の拡大を見込む。

新会社は、拡大するメキシコの潤滑油需要を取り込むとともに、中南米諸国での潤滑油販売を強化し、この地域の営業活動を効率化していく。

同社グループでは現在、北米と南米でそれぞれ潤滑油事業の管轄会社を展開しているが、メキシコ、近隣中南米諸国を管轄する新会社が加わることで、事業の拡大につなげる。

これにより、同社の潤滑油事業で海外拠点数は製造拠点が47か所、販売拠点が28か所となる。現在の潤滑油販売数量は年間50万キロリットルだが、需要拡大が見込まれる新興国への事業展開を進め、20年に90万キロリットルの販売を目指す。