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ラサール、首都圏内陸にマルチテナント型物流施設用地を取得

2011年4月27日 (水)

ロジスティクスラサールインベストメントマネージメントインクは26日、運用するファンドが首都圏内陸部の大型物流施設用地を取得したと発表した。今後、大型マルチテナント型物流倉庫として開発し、ことし秋に着工、2012年秋の竣工を目指す。延床面積は約12万6000平方メートル、総投資額は100億円超となる見込み。

 

同社では「今回の開発用地取得は、ラサールの日本での投資スタンスが、これまでと変わらず長期的なコミットメントであることを示すものだ」としている。

 

物流倉庫への投資は、金融危機以降もマルチテナント型大型物流施設「ロジポート流山」の取得、東京湾岸エリアの既存物流施設4物件の取得と積極的に行っており、今後は既存案件だけでなく、開発型案件への投資を加速していく方針。

 

ラサールの吉川陽介・物流部門担当執行役員は、「今般の震災後、物流網の強化構築が社会基盤として増々注目されつつある中、日本国内の優良な物流施設への投資は、引き続き、同社のビジネス戦略上不可欠であると判断した」と述べ、震災後の新たなトレンドとして、従来施設から最新スペックを備えた施設への移転の加速、拠点の単純集約からバックアップ施設を備えたネットワークの再構築、湾岸エリアシフトの企業の内陸エリアへの注目――を挙げた。同社は、こうしたニーズを捉えて物流施設を提供していく考え。