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経産大臣表彰は吉祥寺商店街など6社・団体に

グリーン物流国交大臣表彰に佐川急便など4社

2014年12月10日 (水)

認証・表彰国土交通省と経済産業省は10日、グリーン物流優良事業者表彰の受賞者を決定したと発表した。12日にイイノカンファレンスセンターで開催されるグリーン物流パートナーシップ会議で表彰式を行う。

国交大臣表彰は佐川急便、東武鉄道、東武タワースカイツリー、東武タウンソラマチの4事業者。東京スカイツリータウンでヒト・モノ・車の情報を一元管理し、施設内や外部で効率的な配送を行うことで、CO2を22.6%削減した。

物流審議官表彰の受賞者は、神戸モーダルシフト推進協議会、王子運送、全国通運、日本貨物鉄道、ネスレ日本の5社・団体。全国3か所にあるネスレ日本の工場から顧客への納品を、鉄道や内航船舶へのモーダルシフトを実施し、工場から荷主へ製品を直送することで、配送車両の削減も実施している。

グリーン物流パートナーシップ会議特別賞は、「古紙輸送モーダルシフト推進協議会、南光運輸、日本貨物鉄道(JR貨物)、日本製紙」と、「北海道JR物流、北海道熱供給、JR貨物」の2事業。古紙輸送モーダルシフト推進協議会、南光運輸、日本貨物鉄道(JR貨物)、日本製紙の取り組みでは、東日本大震災からの復興で鉄道コンテナを原料の輸送に利用できる仕組みを構築し、従来の片道運行から往復利用を実現した。

北海道JR物流、北海道熱供給、JR貨物の3社は、焼却灰の鉄道貨物輸送の往路に木質バイオマス燃料を使用し、廃棄物輸送用コンテナを活用した鉄道コンテナの往復利用を実現した。

経産大臣表彰は吉祥寺活性化協議会、コラボデリバリー、タイムズ24、アトレ、豊橋創造大学、武蔵野市の6社・団体で、吉祥寺商店街が中心となり共同集配送を実施、配送業者の路上駐車や路上荷さばきを削減した。

経産省商務流通保安審議官表彰は、味の素、味の素物流、JR貨物、全国通運、商船三井フェリー、名門大洋フェリーの6社・団体。トラック輸送から鉄道貨物や内航海運への完全にシフトし、31フィートコンテナを活用し、鉄道輸送では荷役効率の向上を実現した。

グリーン物流パートナーシップ会議特別賞は「住友化学、JR貨物、京葉臨海鉄道、東洋紡、住化ロジスティクス」と「日東工業、総合車両製作所、日本通運、JR貨物」の2事業が受賞。住友化学などの取り組みでは、鉄道輸送へのモーダルシフト、異業種間との共同物流を実施することで、二酸化炭素を低減した。

日東工業など4社は、施設用の変電設備を対象に、鉄道貨物で輸送可能な専用コンテナを開発し、二酸化炭素を削減した。