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国交省、ベトナム運輸省と物流政策対話

2014年12月19日 (金)

行政・団体国土交通省は19日、ベトナム運輸省とハノイで17日に物流政策対話を実施したと発表した。日本側は小瀬総合政策局国際物流課長らが、ベトナム側はグェン・バン・コン運輸省副大臣らが出席した。

国交省は、ASEANで日本の物流システムを海外展開するために取り組んでいるアジア物流パイロットプロジェクトについて説明。これまでに実施した「国際RORO船を活用したアジア海陸一貫輸送網の構築」と「ミャンマーでの貨物鉄道へのモーダルシフト促進」について紹介するとともに、今年度中に実施する2案件に対し、ベトナム側の協力を求めた。

今年度中には、東西経済回廊へ東西経済回廊でトラックとベトナム鉄道を使ったハノイ・バンコク間の複合輸送と、メコン地域でのクロスボーダー宅配実証事業を実施することになっており、ベトナム政府は物流の高度化につながるものとして歓迎の意を表すとともに、実証事業に向けた課題検討と協力の意向を示した。

また、ベトナム政府が特に力を入れている物流分野の人材育成でも、国交省が今年度同国で実施をする現地物流人材育成事業2案件を提案。ベトナム側は「人材育成がベトナムの物流を発展させて行く上で最も重要な課題」として、現地企業向けの人材育成事業の創設など、日本側のさらなる協力を強く要請した。