財務・人事エーアイテイー(AIT)が6日発表した2014年3月から11月まで9か月間の決算は、国内で獲得した3PL案件や中国で日本向け貨物の増加に伴う通関・配送収益が拡大した結果、売上高14%増、営業利益14.3%増となった。純利益は1.1%減。
日本セグメントでは、アパレルや日用雑貨などを取扱う大口顧客の取扱高が減少したものの、一貫輸送の営業強化が奏功。消費増税前の駆け込み需要による個人消費の増加も追い風となり、9か月間の取扱コンテナ本数は、輸入で12万5845TEU(前年同期比1.4%増)、輸出入合わせて13万401TEU(0.5%増)と前年同期実績をを上回った。
また、通関受注件数も4万3402件(13%増)と堅調に推移。3PL案件の獲得も寄与し、売上高を押し上げた。セグメント業績は売上高130億300万円(13.2%増)、部門利益9億8700万円(18.1%増)。
また、中国セグメントは日本向け貨物の増加により、現地で通関や配送といった輸送関連収益が増加し、売上高32億900万円(16.9%増)、部門利益2億4900万円(0.7%増)となった。
[AIT]2015年2月期第3四半期連結決算(単位:百万円)
2015年2月期第3四半期 | 2014年2月期第3四半期 | 増減 | |
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売上高 | 16,255 | 14,262 | 14.0% |
営業利益 | 1,238 | 1,083 | 14.3% |
経常利益 | 1,257 | 1,101 | 14.2% |
当期純利益 | 749 | 757 | -1.1% |