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食品の加水分解、乾燥粉砕の新技術に着目

豊田通商、日本ハイドロパウテックに資本参加

2015年1月23日 (金)

荷主豊田通商は、穀物、野菜などの食品素材を加水分解した粉末の製造販売を手掛ける日本ハイドロパウテックの株式10%を取得し、同社に資本参加した。

日本ハイドロパウテックは、食品の加水分解と乾燥粉砕の新技術を用い、米やコーンスターチを原料とした食品の粘性・保水力を高める機能性加水分解物粉末と、大豆や小豆など農産物の素材のうまみを活かした加水分解物粉末などの製造販売を行っており、澱粉から糖やアルコール、タンパク質からアミノ酸などを製造する際に欠かせない加水分解工程で、化学処理を行わず短時間、低エネルギーコストで行う技術と、加水分解工程後の含水した対象物の乾燥と粉末化を同時に効率よく行う技術を保有している。

この技術を用いることで、糖化品やタンパク質由来の調味料、醸造品の製造に要する時間とエネルギーコストを大幅に削減できるなど、今後もさまざまな食品への応用が期待されている。

豊田通商は日本ハイドロパウテックに資本参加することで、製品の原料調達、新技術を使った機能性食品原料販売・マーケティングサポート、技術開発・パートナー戦略支援を行う。