西名阪道と京奈和道つなぐジャンクションが3月22日に開通

国内西日本高速道路（NEXCO西日本）は2日、西名阪自動車道と京奈和自動車道大和御所道路をつなぐ郡山下ツ道ジャンクション（JCT）が3月22日に開通すると発表した。これにより、京奈和道の御所IC-御所南間（2車線、延長2.5キロ）が3月21日、郡山下ツ道JCT－郡山南IC間（4車線、延長1.6キロ）が翌22日に開通する。

京奈和自動車道は、今回の開通区間によって6割が開通することとなり、京都・奈良・和歌山をつなぐ広域ネットワーク形成が進むとともに、西名阪自動車道・名阪国道を通じて名古屋に近くなる。

京奈和道の整備に合わせて、沿線地域では企業立地が進んでおり、奈良県内では2003年度の5倍に増加。開通時期に合わせて大規模小売店舗の進出が増加すると見られ、開通区間が延伸することで消費拡大が見込まれる。

高速道路ネットワークの利用を促進するため、西名阪道と京奈和道を連続して利用する場合、一部のETC車を対象に料金割引を導入する。

11年度に橿原高田（かしはらたかだ）IC-御所IC間が開通した際には、並行する国道24号で渋滞が緩和され、交通事故件数が4割減少していることから、NEXCO西日本では「今回の開通区間に並行する道路でも、大和御所道路に交通が転換することで、渋滞緩和と交通事故の減少が期待される」としている。

（出所：NEXCO西日本）