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沼尻産業、文書保管向け新物流拠点で物効法認定

2015年2月5日 (木)

拠点・施設沼尻産業、文書保管向け新物流拠点で物効法認定関東運輸局は5日、沼尻産業(茨城県つくば市)が同市に建設する物流施設「つくばアーカイブセンター」を物流総合効率化法に基づく特定流通業務施設として4日付で認定したと発表した。これにより、2014年度の管内認定事例は8件となった。

沼尻産業が建設する特定流通業務施設は、常磐自動車道谷田部ICから4.5キロに立地する延床面積1万9815平方メートルの物流倉庫で、顧客の情報文書を保管している6か所の拠点を集約する。

同社は現在、情報文書を6か所の倉庫で保管しており、このうち1か所では入出荷、保管倉庫別仕分け、配送コース別仕分けといった業務に対応するクロスドックセンター機能を備えているが、保管倉庫では入出荷する貨物の仕分け以外にラベル貼りなどの流通加工を行うなど、拠点の分散による非効率な物流体制となっている。

そこで、常磐道谷田部ICから4.5キロの位置に情報処理システムを導入した新施設を整備し、6か所の物流拠点を集約して輸送・保管・荷捌き・流通加工を集中管理できる体制を構築。輸送ルートも見直し、リードタイムを短縮する。

沼尻産業、文書保管向け新物流拠点で物効法認定

つくばアーカイブセンターは敷地面積9900平方メートル、4階建て、延床面積2万平方メートルで、最新のセキュリティ機能、新耐震基準(震度6強)に耐える建物性能、非常用発電装置を備えるほか、5キロ以内に自社給油施設を設置するなど、災害時の事業継続計画(BCP)対応を施している。

■つくばアーカイブセンターの概要
物件名称:つくばアーカイブセンター
竣工:2015年1月竣工
用途地域:工業専用地域
所在地:茨城県つくば市片田499-8
構造:S造、4階建て
敷地面積:3001坪(9922.65平方メートル)
賃貸借部分:5994.19坪(1万9815.52平方メートル)
事務所部分:279坪(923平方メートル)
駐車台数:100台
防火区画:1500平方メートル毎
粉末消火器完備
自家発電:30時間供給