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【決算】日本ロジテム、倉庫稼働率低迷

2011年5月16日 (月)
2011年3月期連結(単位:百万円)
 2011年3月期2010年3月期増減率
売上高35,12834,7990.9%
営業利益362428-15.4%
経常利益243284-14.4%
当期純利益200-59-

ロジスティクス昨年5月に、新たな物流サービスとして、統一荷札の発行機能を備えた「Logi-ラベ」を導入したほか、車両の有効活用を目的とした「午後便」を開始。首都圏を中心に展開している「EDISON(電子部品共同配送システム)」は、7月から阪神ロジテム(兵庫県西宮市)の配送機能を活用し、新たに関西地区でサービスを開始した。

 

また、営業拠点の拡充策として、昨年4月に同社グループで初の四国地方の拠点「坂出出張所(阪神ロジテム岡山営業所管轄)」を、8月には輸配送業務などの効率的な運営を行うため、埼玉県比企郡に「嵐山営業所」をそれぞれ新設。既存得意先の受注範囲の拡大、定温・チルド物流の強化を目的に、鶴ヶ島営業所の定温・冷蔵設備の拡張工事を実施し、ことし2月に稼動した。

 

海外物流では、戦略的な組織体制の構築、拡大基調にあるベトナムを中心に積極的な営業展開を図った。まず、昨年4月に中長期的なアジア地域の物流戦略の策定とその施策を推進するため、「国際戦略部」を新設するとともに、12月にはベトナムでの資金需要に対応するため、ロジテムベトナムホールディングスで、257万2000米ドルの増資を実施した。

 

しかし、営業利益、経常利益は燃料費の高騰、一部得意先との契約終了などに伴う倉庫稼働率の低迷、輸送・作業効率が計画停電など東日本大震災の影響もあり、減益となった。

 

今期は、売上高355億円(1.1%増)、営業利益5億8000万円(60.0%増)、経常利益4億5000万円(84.8%増)、純利益1億6500万円(17.6%減)を見込む。