ロジスティクス日本ロジテムが15日に発表した前3月期決算は、受託業務の拡大や新規に受注した得意先の収益が寄与して増収となったものの、運送コストの増加と倉庫稼働率の低下で営業利益は6.3%の減益となった。
売上の48.5%を占める貨物自動車運送事業で、子会社のインテリア関係の取扱増やベトナムでの食品関係の取扱が増えた。外部委託費などの運送コスト増に対する改善の遅れから、利益は32.8%の減益となった。センター事業はベトナムでの取扱量増で増収、ローコストオペレーションが進捗したことから14.1%の増益。
今期は国内で新規得意先の受注と大型営業拠点の開設を織り込み、売上410億円(3.2%増)、営業利益4億3000万円(17.2倍)、最終利益1億3000万円(前の期は損失1億9900万円)を見込む。
[日本ロジテム]2015年3月期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期 | 2014年3月期 | 増減 | ||
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売上高 | 39,725 | 38,462 | 3.3% | |
営業利益 | 25 | 402 | -93.7% | |
経常利益 | 71 | 335 | -78.6% | |
当期純利益 | -199 | 79 | - |