ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

【決算】センコン物流、最終赤字1.3億円

2011年5月17日 (火)
2011年3月期連結(単位:百万円)
 2011年3月期2010年3月期増減率
売上高11,82211,6361.6%増
営業利益25230617.7%減
経常利益18033846.7%減
当期純利益-132123

ロジスティクス3PL案件の獲得に向けた取り組みと顧客ニーズに対応したソリューション型の営業活動を展開し、昨年10月には仙台北部中核工業団地(宮城県黒川郡大和町)内に仙台北部ロジスティクスセンター(約4300平方メートル)をオープン。また、古川営業所(宮城県大崎市)で米穀類の保管需要に応えるため、低温倉庫(約2000平方メートル)を新設し事業基盤の拡大を図るとともに、ロシア極東地域などでの商物一体物流サービスの基盤構築に取り組んだ。

 

この結果、売上高は、物流センターなどの新設や既存顧客の受注高が増加し、運送事業、倉庫事業とも増収となり、乗用車販売事業もエコカー補助金制度終了前の駆け込み需要と中古車販売台数の増加、サービス部門で増収となったが、東日本大震災発生後の受注減が影響し、1.6%増にとどまった。

 

利益面では、燃料単価の上昇と減価償却費の増加、事業基盤構築のための先行投資による販管費が増加したことなどにより、営業利益、経常利益ともに減益。当期純損益は、特別損失として東日本大震災の発生により被害のあった同社拠点、連結子会社の建物・設備などの災害損失など、資産除去債務に関する会計基準の適用に伴う影響額を計上したことにより、1億3100万円の損失(前期は12300万円の利益)となった。