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三菱電機、中国でカーマルチメディア事業を強化

2011年6月20日 (月)

拠点・施設三菱電機は17日、中国「第一汽車集団」傘下の「啓明信息技術股フン有限公司」と、カーマルチメディア製品の開発・設計・製造・販売を手掛ける合弁会社を設立すると発表した。

 

三菱電機と啓明信息技術は、2004年から中国でのカーマルチメディア製品のソフトウェアの開発で協業体制を組んできたが、合弁会社を設立することで、現地開発力を向上させるとともに、カーマルチメディア製品の製造・販売を強化する。

 

市場ニーズへの対応を迅速に行うことで、第一汽車グループ向けを中心に中国でのカーマルチメディア事業の拡大を図る狙い。

 

2010年に世界最大の自動車販売市場となった中国では、需要が沿岸部から内陸部へと拡大しており、今後、販売台数はさらに増加していくと見込まれている。三菱電機では、中国を自動車機器事業の重点市場と位置づけ、生産規模の拡大を図ってきた。

 

合弁会社「長春啓明菱電車載電子有限公司(仮称)」は吉林省長春市で8月に設立し、啓明信息技術が51%、三菱電機が33%、三菱電機(中国)有限公司が10%、コシダテックが6%をそれぞれ出資する。2012年1月に営業を開始し、2015年までに約400人体制とする。