拠点・施設三菱電機は27日、中国での製造委託先「捷敏電子(上海)有限公司」とパワー半導体モジュールの製造合弁会社を設立し、2012年1月から生産を開始すると発表した。
パワー半導体は、世界的な省エネ意識の高まりに伴い、インバーターエアコンを中心とする民生市場をはじめ、EV・HEV市場、一般産業市場、電鉄市場、太陽光・風力発電市場など幅広い分野で需要が拡大していることから、市場ニーズに対応するため、アセンブリー・テスト工程の製造委託先として協力関係にある捷敏電子(上海)有限公司と合弁会社を設立し、パワー半導体の生産体制増強を行う。
新会社は2012年1月に民生用、一般産業用のパワー半導体モジュールの生産を開始し、2015年の中国でのアセンブリー・テスト工程の生産能力を2011年比で2倍に増強する。
■合弁会社の概要
社名:三菱電機捷敏功率半導体(合肥)有限公司
所在地:中華人民共和国安徽省合肥経済技術開発区
資本金:500万米ドル(約4.25億円)
出資比率:三菱電機70%、捷敏電子(上海)有限公司20%、三菱電機(中国)有限公司10%
設立日:2011年8月9日
営業開始時期:2012年1月
事業内容:パワー半導体モジュールの製造、販売
人員:2015年末までに約800人を計画