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震災関連倒産、運輸・通信業は4年で106件

2015年3月2日 (月)

調査・データ帝国データバンクは2日、東日本大震災関連倒産が発生から4年で1726件になったと発表した。このうち運輸・通信業は106件で、発生直後の2011年3月から翌12年2月までが28件、以降25件、35件、18件と推移している。

また、全業種1726件の被害区分別では間接的被害が1571件と多数を占め、このうち物流網の混乱による調達難など「流通の混乱」が要因となったのは117件だった。

帝国データバンクでは、「震災発生時、茨城県大洗町に置いてあったトレーラー、シャーシが津波で流され、それ以降毎月赤字続きに陥った」(北海道、貨物自動車運送)といった倒産事例が直近1年間にも確認されていると指摘。

震災から4年目に入って「震災で何かしらのダメージを受けつつも営業を続けてきたが、ついに行き詰まる」というケースが目立っているとして、「収束には今しばらくの時間が必要」との見方を示した。