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ラサール、サッポロビールから茜浜の物流施設取得

2011年5月31日 (火)

ロジスティクス外観写真ラサールインベストメントマネージメントインクは31日、三菱商事、三菱商事・ユービーエス・リアルティとの協働により、ラサールの運用するファンドが出資する茜浜プロパティー特定目的会社が、サッポロビールが所有していた「茜浜物流センター」(千葉県習志野市)の物流施設を約50年間の定期借地権付建物として4月28日に取得したと発表した。サッポロビールは2013年契約終了まで引き続き使用する。

 

今回の茜浜物流センターの取得は、サッポロビールの物流機能効率化ニーズ、資産流動化ニーズに対して、三菱商事、三菱商事・ユービーエス・リアルティが運営する産業ファンド投資法人との協働で行ったソリューション提案に基づくもので、三菱商事のウェアハウジング機能を利用して産業ファンド投資法人が信託受益権を取得した土地と対象物流施設の間で定期借地契約を締結した上で、ラサールが対象物流施設の建物信託受益権を取得した。

 

ラサールの吉川陽介執行役員(物流部門担当)は「今般の震災後、関東湾岸エリアの物流施設の需要に対する変化が取り沙汰されているが、主要な港・空港・首都圏への優れた交通アクセスを持つ優良な物流施設に対する中・長期的なニーズは底堅いと判断した。このロケーションでは、飲料、食品、資材、Eコマースなどの関連セクターからの物流ニーズが継続的に期待でき、今後、広い敷地に対して三菱商事のデベロップメント機能を活用して増築あるいは再開発を行い、より大型の物流施設の建設を目指す計画も検討中だ」と話している。

 

ラサールは4月に大型物流施設用地も取得しており、物流施設、用地を中心に日本国内の不動産への投資をさらに加速していくとしている。

 

■物件概要
名称:茜浜物流センター
所在地:千葉県習志野市茜浜三丁目34番地1
用途地域:工業専用地域
敷地面積:5万8070.00平方メートル
延床面積:2万5835.16平方メートル
施設:倉庫4棟、附属建物
建物構造:鉄骨造、一部附属建物は鉄筋コンクリート造
設備:定温空調設備、荷物用昇降機
竣工年:1992年、1995年に増築
テナント企業:サッポロビール(2013年テナント契約終了予定)
アクセス:東関東自動車道湾岸習志野ICより約5キロメートル