3月上旬の輸出入収支、赤字幅が60.8％縮小

調査・データ財務省30日発表した3月上旬の貿易統計（速報）によると、輸入超過額は1583億2700万円となり、赤字幅が前年同期から60.8％と大幅に縮小した。

輸出額が1兆9564億6000万円で5.2％伸びた一方、輸入額は2兆1147億8600万円で6.6％減少し、この結果赤字幅が縮小した。中東からの原油・粗油の輸入額減少が影響したとみられる。

同時に発表した2月分の確報では、輸入が対アジアで16.9％増加しているのに対し、中東は42.6％減少。原油・粗油（54.8％減）と石油製品（40.6％減）の減少が影いた。輸出は北米が14.6％、中東が11％増加し、アジアが1％減少した。