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川崎港、SITCが上海・ハイフォン定期航路を開設

2015年3月30日 (月)

ロジスティクス川崎市はこのほど、中国船社のSITCが川崎港と中国・上海港、ベトナム・ハイフォン港などを結ぶコンテナ定期航路を開設し、毎週土曜日に寄港すると発表した。

川崎港では、2012年度に中国との定期航路が相次いで開設されたことを受けて、コンテナ貨物取扱量が急増。14年度の取扱量は6万5000TEUに達する見込みで、11年度の実績から2倍超に増加する見込み。

12年度に開設された定期航路のうち、上海航路は12年10月に、ハイフォン航路は13年3月にそれぞれSITCが開設したもので、同社はその後、両航路を統合し、毎週水曜日に上海・ハイフォン航路として定期寄港している。

一方、川崎港の利用者からは、さらなる輸送の安定化のため同航路の週2便化の要望が寄せられていたことから、SITC社と航路開設に向けた協議を重ね、同時に国内外で積極的なポートセールス活動を行っていた。

航路は3隻体制でローテーションを組み、川崎港には土曜日の寄港となる。ハイフォン港から川崎港へは9日間、上海港から川崎港は3日間で結ぶ。

運航船型は3隻とも1000TEU(1万トン級)積みのコンテナ船で、主にハイフォン・蛇口・上海周辺に立地する日系企業関連工場から日本の首都圏向けに輸入される雑貨類などを積載する。

取扱貨物量は週100TEU、年間5000TEUを想定。今後は航路開設要望の多いタイ方面と川崎港を結ぶ新規航路の開設を目指し、国内外の荷主に対するポートセールス活動を実施する。