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自工会、土日の港湾作業で日本港運協会に協力要請

2011年6月2日 (木)

ロジスティクス夏季ピーク時の電力需要抑制策の一環として、自動車メーカーが土・日曜日に操業を行うことに伴い、日本自動車工業会は1日、日本港運協会に対して協力要請を行った。

 

同日付けで、久保昌三会長が協力要請書を受け取った。自工会では、加盟13社が政府からの要請に基づき7月1日-9月30日の間、休日を木・金曜日に振り替え、土・日曜日を操業日とする措置を決定しており、特に、コンテナターミナルでは、土・日曜日にゲート搬出入作業とCY作業が発生することから、今回の要請となった。

 

港運業界では、既に港湾労組との協定で、前日の午後3時までに事前予約があれば、土・日曜日のゲート搬出入、CY作業(いわゆるゲートオープン)が可能になっており、今回の要請も、具体的には、協定の枠内で実施されることになる。実施に当たって発生するコスト増についても「協定に基づく適正な料金収受が行われることになる」としている。

 

日港協によると、土・日曜日のゲートオープンはこれまでニーズがほとんどなく、実際にはほぼ閉まっている状態だったことから、自工会はこうした実態を踏まえて特段の要請を行ったとみられる。