財務・人事キユーピーが2日に発表した2014年12月から15年2月まで3か月間の決算によると、物流子会社のキユーソー流通システムを通じて運営している「物流システム事業」部門は、新規顧客の獲得や既存顧客の受託エリアの拡大とコスト改善で68.3%の大幅な増益となった。
一方、自社グループの物流費は3.9%増の79億円となり、売上高に占める割合を前年同期並みの5.8%に抑えた。これにより、増収効果や好調な物流システム事業の寄与などと併せて全体の利益を押し上げ、営業利益は48.5%増の54億5800万円へと改善した。
連結(単位:百万円) | 15年11月期第1四半期 | 14年11月期第1四半期 |
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売上高 | 135,580 | 131,479 |
物流費 | 7,900 | 7,600 |
物流コスト比率 | 5.8% | 5.8% |
物流関連コスト比率は公表されている財務諸表から関連すると判断した数値を選び、売上高に占める比率を算出したもの。物流費の定義は企業ごとに異なる場合が多いため、厳密な指標ではなく推移を見るのに適している。