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ユナイテッドSMHが中期方針、物流で相乗効果狙う

2015年4月6日 (月)

荷主マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東の3社が経営統合して持株会社としてスタートしたユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)は6日、中期経営方針を策定したと発表した。

「統合シナジーによる新たな価値創造」を基本方針に掲げ、(1)効果と効率を最大化する生鮮加工センターの設立(2)出店戦略を見据えた共同複合センターの設立(3)既存センターの共同利用による納品体制の最適化――など、物流面で相乗効果を生み出していく基本戦略を示した。

また、新たなサービスの創造に向け、マーケティング分析情報の共有化、効果を最大化する決済機能の導入、インバウンド需要の取込み、首都圏の店舗網を活用したオムニチャネルの推進――などに取り組む。

経営面では、情報の共有化、資材などの共同調達によるコストの抑制、契約内容の精査と集約、既存センターの共同利用と情報共有による効率化、店舗運営でのトータルオペレーションコストの最適化、間接部門の機能集約を進め、2018年2月期の売上高目標として7200億円、営業利益160億円を目指す。

これらを実現するため、物流プロジェクトチーム(PT)など10分野のPTを設置。USMHと事業会社が戦略課題を認識・共有・議論する協力体制の確立を図る。