警視庁、収賄容疑でJR貨物社員逮捕、物流施設工事で便宜

事件・事故日本貨物鉄道（JR貨物）の東京貨物ターミナル駅の敷地内に建設する物流施設の設備工事で、同社社員が電気設備会社「カナデン」（東京都港区）から接待を受けた上で工事に参入できるよう便宜を図ったとして、警視庁は10日、JR貨物の社員をJR会社法の収賄容疑で、接待した側の電気設備会社の社員を同法の贈賄容疑でそれぞれ逮捕した。

これを受けてJR貨物は同日「当社社員が収賄容疑で逮捕されたことについて、誠に深くお詫びする。事件の詳細は現在警察が捜査中であり、コメントを差し控えるが、今後は警察の捜査に全面的に協力し、真相を究明する。今後このようなことが無いよう、社員に対し教育・指導を徹底していく」とのコメントを発表した。