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物流連、寄付講座受講生対象に物流施設見学

2011年6月10日 (金)

メディカル日本物流団体連合会(物流連)は10日、関西大学商学部で開講中の寄附講座「物流の変革」の受講学生を対象に、物流施設見学会を行ったと発表した。講座の一環として学生の物流に対する理解を深めるのが狙いで、関西大学での寄附講座開講時に実施している企画。2年ぶりとなったが、物流連では「学生・教職員から好評を得た」としている。

 

今回の見学会は「関西地区を支える身近な物流」をテーマに、1日かけてヤマト運輸大阪ベース店、センコー舞洲PDセンター、関西国際空港を見学し、学生・教職員を含め34人が参加した。

 

4日午前10時にJR大阪駅に集合後、大型バスで移動し、大阪市住之江区にあるヤマト運輸大阪ベース店に到着。施設内で、ヤマト運輸の長信哉副ベース長より、施設の概要・特徴・業務内容の説明を受けた後、施設内の自動仕分け機や物流倉庫などを見学した。温度管理の厳しい商品を取り扱う定温庫内では、作業するヤマト運輸のスタッフに直接質問を投げかける学生もいた。

 

次に、センコー舞洲PDセンターに移動し、朝倉学舞洲PDセンター所長から施設概要の説明を受けた。その後、二手に分かれ飲料メーカー・タイヤメーカーの入る施設を見学。飲料とタイヤという、全く違った物の仕分、保管を目の当たりにし、学生からは「同じ仕事でもこれだけ種類・品目があると大変そうだ」といった声が上がった。

 

最後に、関西国際空港へ移動し、同社経営戦略室の大中淳司サブリーダーの案内で、一般客が立ち入れない国際貨物上屋を見学。旅客利用はあっても、初めて貨物上屋に入る学生たちは、セキュリティの厳しさなど実感し、緊張の面持ちだった。

 

輸入・輸出の両上屋で実際に到着した貨物や、これから輸出される貨物を見て、航空機専用のコンテナの数の多さと徹底された品質管理を体感。貨物専用機も見学していた場所からすぐ見ることができ、間近で見る貨物機の大きさや飛び立つ姿に一同目を奪われていた。その後、医療関係の定温倉庫を見学して関西国際空港を後にし、JR大阪駅で解散となった。