ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

商船三井近海、準重量物船3隻を建造

2015年4月20日 (月)

ロジスティクス商船三井近海は20日、船齢15歳を迎える12型準重量物船(Triumphシリーズ)2隻の代替として、同社のツインデッカーとしてはこれまでの最大船型となる1万7500載貨重量トン型多目的・準重量物船を3隻建造すると発表した。

発注先は本田重工業(大分県佐伯市)で、2016年末から17年春にかけて連続で竣工する。本船は78トンクレーン2基を装備し、最大吊重量150トンまでの貨物に対応。

同社が保有するほかの多目的船と同様、バラスト水処理装置、最新の省エネエンジンを搭載し、貨物艙は30メートル以上のロングハッチで、ワイドハッチ・ボックスシェープ型ホールドを採用する。

長年の鋼材輸送の経験を生かしたホールド加熱装置も装備し、内容積の大きいホールド構造はバイオマス系燃料、合板、ばら積貨物などの積載にも適していることから、鋼材、重量物からばら積み貨物までのブレイクバルク貨物に幅広く対応する。

竣工後は13年から開始した中東PG向けライナーサービス、昨年開始した紅海向けライナーサービスに段階的に投入する。