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住友倉庫、米ウエストウッドシッピング社の買収に最終合意

2011年6月13日 (月)

M&A住友倉庫は11日、かねて子会社を通じて買収交渉を行っていた米国海運会社・ウエストウッドシッピングラインズ社の全株式取得について最終合意に至ったと発表した。

 

これにより、ウエストウッド社は長期傭船中のガントリークレーン付オープンハッチ型多目的船4隻のうち2隻をクロージング前に、残り2隻をクロージング後に、早期購入オプションを行使し、同社が新たに設立する海外子会社に譲渡する。

 

ウエストウッドは、この4隻のほか、3隻のギア付セミコンテナ船を短期傭船している。これらにより住友倉庫グループは、コア事業の一つである港湾運送事業を強化するとともに、アジア-北米間の物流ネットワークを活かした海外事業の拡大を図り、持続的成長を図るとしている。

 

株式取得価額は約5300万米ドル。クロージングに先立ち、住友倉庫の子会社J-WeSco社は、鈴与、フジトランスコーポレーション(名古屋市清水区)、住友倉庫に対して新株を発行し、資金を調達する。鈴与が10億円、フジトランスが5億円を引き受け、残る買収費用相当額を住友倉庫が引き受ける。株式は8月31日に引渡しを受ける。購入する4隻の取得価額は合わせて約1億1000万米ドルで、2012年1月、4月に2隻ずつ取得する。