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住友倉庫、北米の海運会社買収へ交渉開始

2011年5月24日 (火)

M&A住友倉庫は23日、孫会社のJ-WeSco社が米国ウェアーハウザーNR社との間で、米国ウエストウッドシッピングラインズ社の発行済株式すべてを取得する優先交渉権を得て、最終合意に向けた交渉を開始したと発表した。

 

交渉が終了し、最終合意に至ればJ-WeSco、ウエストウッドシッピングラインズ社は同社の連結子会社にする方針。

 

ウエストウッドシッピングラインズ社を子会社化することで、コア事業の港湾運送事業を強化するとともに、日本-北米間、中国・アジア-北米間のトレードでの物流ネットワークの充実が可能にする狙い。

 

ウエストウッドシッピングラインズ社は北米と日本・韓国・中国間の海上運送業を行っており、2010年12月期の売上高は2億4600万米ドルとなっている。

 

J-WeSco社は、ウエストウッドシッピングラインズ社の株式取得資金として、ウエストウッドシッピングラインズ社の日本での港湾運送を引き受けている住友倉庫、鈴与などがJ-WeSco社の増資を引き受けることにより調達する。増資後も、住友倉庫がJ-WeScoの過半数の株式を所有する。増資引受額、その他の増資引受先は未定。

 

ウエストウッドシッピングラインズ社の株式取得に関する最終契約の締結とクロージングは、6月から7月頃となる見通し。