ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

湖南市、内陸型国際物流拠点整備へ計画策定

2015年4月22日 (水)

国内滋賀県湖南市は21日、内陸型国際総合物流ターミナルの整備に向けた基本計画を策定したと発表した。

▲周辺港湾との施策の連携イメージ(出所:湖南市)

▲周辺港湾との施策の連携イメージ(出所:湖南市)

湖南市は、近畿と中部をつなぐ広域交流拠点としての立地を活かし、内陸部の貨物の集配、通関、保管などを行う貿易貨物輸送基地として、内陸型国際総合物流ターミナルの実現に向けた検討を2年間にわたって続けていた。

課題の研究・検討のために設置した研究会では、ターミナルの整備構想、実現化方策、施設基本計画、想定される効果などを検討し、昨年11月に答申を受け、市が基本計画を策定した。

計画では、「港、空港を選べるターミナルづくり」と「広域的なコンテナラウンドユースの促進」をコンセプトに国際物流拠点の形成を図ることにしており、公設民営方式で事業着手から5年目の開設を目指す。

基本事業としてFCL、小口混載、コンテナマッチング、保税蔵置の4事業を計画。市では実現した場合の効果として、物流ターミナルへ物流拠点が転換することで、荷主の輸送コストを年間5億9700万円削減できると見込んでいる。

今後は、開発事業者や物流企業などパートナー事業者の選定活動を進め、並行してターミナルの候補地選定にも取り組む。

■問い合わせ先
滋賀県湖南市産業振興戦略局
産業立地企画室
TEL:0748-71-2353
FAX:0748-72-4820