ロジスティクス大宝運輸が4月30日に発表した前3月期決算は、営業損益が前の期の4100万円の損失から1億4600万円の利益に転じたものの、特別損失を計上した影響で最終損益は赤字幅が12億円以上拡大し、13億8300万円の赤字となった。
営業利益が黒字転換したのは、燃料費が低下し、4支店を2支店にした統合効果が出はじめたため。最終赤字の拡大は、愛知県トラック厚生年金基金の解散に伴う不足金負担額の見積額を特別損失に計上したほか、三好支店の収益性低下を受けて減損損失を計上したことによるもの。
今期は売上高は91億円(1.7%増)、経常利益2億円、最終利益は1億円を見込む。
[大宝運輸]2015年3月期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期 | 2014年3月期 | 増減 | ||
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売上高 | 8,951 | 9,185 | -2.5% | |
営業利益 | 146 | -41 | - | |
経常利益 | 164 | -14 | - | |
当期純利益 | -1,383 | -126 | - |