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年間10万人相当の労働力損失、国交省調べ

東名上り横浜町田・海老名間が高速渋滞ワースト1位

2015年5月1日 (金)

調査・データ国土交通省は、高速道路で収集したビッグデータを活用して高速道路の渋滞ワーストランキングをまとめ、1日公表した。

とりまとめ結果によると、渋滞ワースト1位は東名高速(上り)横浜町田IC-海老名JCT間となった。朝ピークの渋滞ワースト1位は中央道(上り)調布IC-稲城IC、夕ピークは関越道(上り)練馬IC-大泉JCT。

高速道路4社が管理する渋滞損失時間の合計は年間1.9億人・時間で、労働力に換算すると10万人分に相当する。ワースト1位の東名高速(上り)横浜町田IC-海老名JCT間では、混雑によって余計にかかる時間(渋滞損失時間)が年間134万人・時間となっている。

調査対象の2548区間のうち、ワースト上位1割(255区間)に渋滞損失全体の4割が集中しているほか、特定の時間帯、時期に渋滞が集中するなど、区間ごとに渋滞の特性に違いがあることも分かった。

国交省では、ビッグデータを活用してこうした道路の課題を効率的に把握した上で、道路の機能向上に取り組み、各地の渋滞対策協議会でも渋滞の分析、対策の検討を実施していく。

■渋滞ワーストランキング(年間)

順位渋滞損失時間
混雑で余計にかかる時間 (単位:万人・時間/年)
都道府県路線名方向区間名
1134神奈川・東京東名高速道路上り横浜町田-海老名JCT
2109神奈川東名高速道路上り厚木-秦野中井
3105神奈川・東京東名高速道路下り横浜町田-海老名JCT
491兵庫中国自動車道上り宝塚-西宮山口JCT
585東京中央自動車道上り高井戸-調布
682東京・神奈川東名高速道路上り東京-東名川崎
780愛知東名高速道路下り豊川-音羽蒲郡
877大阪・兵庫中国自動車道下り中国池田-宝塚
973三重東名阪自動車道上り鈴鹿-亀山JCT
1072神奈川・静岡東名高速道路下り大井松田-御殿場
1170神奈川・静岡東名高速道路上り大井松田-御殿場
1266山梨中央自動車道上り上野原-大月JCT下り分岐
1363京都・大阪名神高速道路下り大山崎JCT-茨木
1458東京中央自動車道上り稲城-国立府中
1558東京・埼玉関越自動車道上り大泉JCT-所沢
1657兵庫中国自動車道下り宝塚-西宮山口JCT
1757三重東名阪自動車道下り四日市-鈴鹿
1856愛知東名高速道路上り豊川-音羽蒲郡
1955神奈川東名高速道路下り横浜青葉-横浜町田
2054京都・大阪名神高速道路上り大山崎JCT-茨木
2152埼玉常磐自動車道上り三郷JCT-三郷スマート
2248神奈川東名高速道路下り厚木-秦野中井
2348三重東名阪自動車道上り四日市-鈴鹿
2447福岡・佐賀九州自動車道上り筑紫野-鳥栖JCT
2545千葉京葉道路下り宮野木JCT-穴川
2643千葉京葉道路上り幕張-武石
2743静岡・愛知東名高速道路下り三ケ日JCT-豊川
2842埼玉関越自動車道上り坂戸西スマート-東松山
2941神奈川・千葉東京湾アクアライン上り川崎浮島JCT-海ほたる
3041大阪近畿自動車道下り摂津北-吹田

■とりまとめ結果の詳細
http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-data/highway_traffic_congestion.html