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三菱重工、住友重機械へ産業用クレーン事業譲渡

2015年5月11日 (月)

M&A三菱重工業と住友重機械工業は8日、三菱重工マシナリーテクノロジーが産業用クレーン事業を住友重機械搬送システムへ譲渡すると発表した。

三菱重工マシナリーテクノロジーのレードルクレーン、天井クレーン、コンテナクレーン、港湾クレーンなどの事業を対象に、三菱重工マシナリーテクノロジーを分割会社、住友重機械搬送システムを承継会社とする吸収分割で事業譲渡を行う。

三菱重工は、住友重機械搬送システムに資本参加し、今後は株主の立場から引き続きクレーン事業に関与していく。資本参加の比率は17%。

住友重機械搬送システムと三菱重工マシナリーテクノロジーは、これまでそれぞれ得意とするクレーン機種に経営資源を集中する方向で、事業競争力を強化してきたが、今回の事業再編で機種、サービスのラインナップを拡充するとともに、両社の技術力・ノウハウを組み合わせて国内市場での対応力を強化する。

将来的には成長原資を海外や新製品・事業に投入することで、持続的競争力を持つクレーン事業を目指す。