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三井倉庫HDが新中計、3年間で1000億円投資

2015年5月11日 (月)

ロジスティクス三井倉庫ホールディングスは11日、最終年度に売上高2800億円、営業利益110億円を目指す新たな中期経営計画を策定した。2016年度から18年度までの3年間で総額1000億円を投資する計画で、半分近くを新規投資に振り向ける方針。

昨年10月に持株会社制へ移行して初の中期経営計画で、これを機に16年度を最終年度とする現計画を見直した。現計画では売上目標の1800億円の達成がほぼ確実な状況となっているものの、利益目標として掲げた営業利益110億円の達成は厳しい状況。

4月からグループ6番目の事業会社としてスタートした三井倉庫サプライチェーンソリューション(旧ソニーサプライチェーンソリューション)は、ほかのグループ事業会社との相乗効果を活かしたプラットフォーム型のサービスを開始している。

今後は「グローバル・ロジスティクスカンパニーへの新たなステージ」を目指し、(1)アジアパシフィックにおける成長領域への集中投資(2)グループシナジー創出と生産性向上(3)資産ポートフォリオの最適化――を事業方針として掲げる。

設備投資は1000億円を計画しており、このうち半分近くを新規投資に、半分強を既存施設向けに充てる。