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国交省、輸出入コンテナ輸送の鉄道転換で報告書

2015年5月13日 (水)

環境・CSR国土交通省は13日、9割以上がトレーラーで国内輸送されている輸出入コンテナ貨物のモーダルシフト促進に向け、具体的な方向性を検討するために設置した調査会が報告書をまとめたと発表した。

▲背高コンテナ輸送支障区間(出所:国交省)

▲背高コンテナ輸送支障区間(出所:国交省)

報告書では具体的方策の方向性として、(1)ショートドレージの効率化(2)コンテナラウンドユースの仕組みづくり(3)40フィート背高コンテナに対応した低床車両の検討――に取り組む必要があるとの結論をまとめた。

ショートドレージの効率化では、コンテナターミナルから鉄道貨物駅への入場経路の最適化などにより、作業の効率化の検討、ショートドレージを解消するオンドックレールの導入を検討する必要があると指摘。

また、輸出入貨物に使用する空コンテナの回送を削減するため、内陸部で鉄道貨物駅のコンテナデポ化のための整備・改修を検討し、コンテナラウンドユースの仕組みを構築すべき、とした。

さらに関東発九州方面など、40フィート背高コンテナの輸送需要が多く見込まれる区間で、従来の鉄道貨車よりもコンテナ積載位置の高さを低くし、背高コンテナの輸送を可能とする低床貨車の優先的な開発・導入を行う必要性にも言及した。

■報告書全文
http://www.mlit.go.jp/seisakutokatsu/freight/seisakutokatsu_freight_tk1_000075.html