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タイ政府、9月にバンコクでロジスティクス展示会

2015年5月19日 (火)

イベントタイ政府商務省国際貿易振興局(DITP)とリード・トレーデックス社は19日、ロジスティクスと物流の専門展示会「TILOG-LOGISTIX2015」を9月2日から4日にかけて、バンコクのBITEC(国際貿易展示場)で開催する、と発表した。

昨年の会場風景

昨年の会場風景

TILOG-LOGISTIX2015は、ASEAN加盟国に日本、中国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドを加えた「ASEAN+6」における、物流事業者、イントラロジスティクス技術、ソリューションに関する展示会で、飲食料品、パーソナルケア製品、化粧品、自動車、エレクトロニクスといった広範囲の業界の製造、卸売、輸出入、販売事業者が参加、25か国、415のグローバルブランドが出展する。

「ASEAN経済共同体実現後のASEAN+6のロジスティクス」と題して東京で開催された発表会では、東京海洋大学の川島孝夫教授が「ASEAN+6のビジネス拡大で、常時変化するサプライチェーンの管理」をテーマに、日本企業がASEAN地域への物流をいかにして管理できるか、を解説した。

ASEAN経済共同体(AEC)のスタートによって、域内では急速に製造、小売、電子商取引の動きが拡大するとみられており、域内の運送と物流は主要な成長分野として注目されている。

タイ荷主協議会(TNSC)のテーチャ・ブンヤチャイ副会長は「タイはASEANのハブとして、CLMV諸国(カンボジア、ラオス、ミャンマー、ベトナム)への物流、従来の物流ルート、陸上輸送に強力な利点を保有している」と強調。

CLMV市場はASEANで最も急速に成長する地域となっており、タイ政府は道路、複線の鉄道システム、高速列車、国境沿いの税関、商品移動施設、倉庫施設の改善、アクセス、接続の改善といったインフラ整備に積極的な投資を行っている。

会場では「ASEAN交易物流の接続性」「優れた物流管理事例を表彰するELMA賞」「モノのインターネット(IoT)と自動化技術に基づいた物流管理でリアルタイム運用とエラーゼロを確保する、手際よいサプライチェーンのトレンド」「フォークリフトのライブデモ」などの会議、講演が同時開催される。

タイ政府コンベンション&エキシビション・ビューロー(TCEB)は、日本から10人以上のグループで参加し、展示会期間中に30以上のビジネス・マッチングのミーティングを行った場合、グループ1人につき100ドルを提供ほか、2泊の無料宿泊などの特典を用意。展示会期日の3週間前まで、申し込みを受け付ける。

また、参加者10人以上のグループの団長には、無料の往復航空券を贈呈。展示会では、ビジネス・マッチングのプログラム、業界代表によるフォーラム、地元の物流配送センター訪問も行う。

■「TILOG-LOGISTIX2015」の詳細
http://www.tilog-logistix.com