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レッドカード適用の初事例

NEXCO東、82トン超で東関東道走行した運送会社告発

2015年6月3日 (水)

事件・事故東日本高速道路(NEXCO東日本)関東支社と独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構は3日、連名で重機運輸機工(千葉県浦安市)と同社所属の大型トレーラー運転手1人を千葉県警高速隊に告発した、と発表した。重量超過の悪質違反者に対する厳罰化で初の適用事例。

NEXCO東、82トン超で東関東道走行した運送会社告発

NEXCO東日本によると、重機運輸機工の運転手は4月14日、東関東自動車道下り線宮野木本線料金所(千葉市花見川区)で、車両制限令で定められた一般的制限値25トンを大きく超過する車両総重量82.05トン(57.05トン超過)で大型トレーラーを通行させた疑いで、NEXCO東日本では「極めて悪質な違反」だとしている。

また、今回告発した重機運輸機工は、これまでも道路法違反が多く確認されていたことから、高速道路機構、NEXCO東日本は「再三にわたり改善指導を行ってきたが、改善がみられず、違反行為が行われていた」と説明。

これまでは、違反で重大交通事故を発生させたり、指導にもかかわらず違反を繰り返す常習違反者などを対象に告発してきたが、「車両総重量が基準の2倍以上の重量超過の悪質違反者」に対し、国土交通省がその違反事実をもって告発する方針(レッドカード)を打ち出されたことに伴い、高速道路6社は、悪質違反者への厳罰化に取り組んでいる。

■違反の詳細
http://www.e-nexco.co.jp/pressroom/press_release/kanto/h27/0603/pdfs/01.pdf