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凸版印刷、米シカゴに事務所開設、販売活動強化

2015年6月15日 (月)

荷主凸版印刷は12日、米国ジョージア州の現地法人「トッパンUSA」がシカゴに新事務所を開設し、今月から本格的な販売活動を開始すると発表した。

トッパンUSAは、凸版印刷の海外初の透明バリアフィルム生産拠点として2016年3月に米国ジョージア州の新工場の竣工、量産開始を目指している。

新工場の稼働により、北米と欧州のパッケージメーカーに向けて「GLフィルム」など透明バリアフィルムの供給能力を強化するとともに、生産拠点の立地の利点を活かし、事業展開の強化を図る。

シカゴの新事務所は、透明バリアフィルムの主な顧客となる有力コンバーターやエンドユーザーが集中している米国中西部に向けた販売活動を強化するためのもので、新工場の活性化、米国、中南米を含めた透明バリアフィルム事業の拡大に向けた活動を展開する。

同社は世界の包装材市場が環境配慮の面などから、バリアフィルム化が加速するとみており、特に北米市場はライフスタイルの変化による食品の長期保存へのニーズ、ビン・缶から軟包材への置き換えなど、食品包装材市場の産業構造が大きく転換しつつあり、ニーズのさらなる拡大を予測している。