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凸版印刷、デジタル対応バリアフィルムを開発

2017年9月21日 (木)
空白

サービス・商品凸版印刷は21日、米HP社(カリフォルニア州パロアルト)が提供する軟包装向けデジタル印刷機「HPインディゴ」に対応したレトルト包材向けの新製品「GLフィルムデジタル印刷グレード」を開発した、と発表した。

9月下旬からパスタソースやビーンズなどのレトルトパウチ食品向けに、国内外の市場に向けて提供を開始する。デジタル印刷に対応したレトルト包材向けの透明バリアフィルムは世界で初めてだという。

GLフィルムデジタル印刷グレードは、透明バリアフィルムでは困難とされていたレトルト殺菌後の酸素バリア性、水蒸気バリア性を保ちながら、小ロット多品種なパッケージを提供するデジタル印刷対応が可能なバリアフィルム。

流通業やメーカーは、この製品を用いたパッケージを導入することで「生活者の多様化するニーズに対応した高付加価値商品の提供が可能になる」としている。

同社は食品業界のほか、将来的に高温多湿環境でも耐久性が求められる医療医薬、産業資材分野向けにも展開していく方針で、透明バリアフィルム事業全体で2020年度に1300億円の売上を目指す。