ロジスティクス住友倉庫は19日、埼玉県羽生市の情報記録管理専用施設「羽生アーカイブズ第2センター」で建設していた第二期倉庫が竣工したと発表した。
同センターは首都圏の文書・磁気テープ・フィルムなど情報記録管理専用施設として2012年1月に稼働。第一期倉庫の取扱量が「当初の予想を上回って推移」(住友倉庫)していることを受け、需要拡大に対応するため、既存倉庫東側に第二期倉庫を増設したもの。
第二期倉庫でも免震構造を採用し、72時間対応の非常用自家発電設備を設置するなど、災害に強く顧客のBCPに寄与できる仕様を取り入れた。また、最新のセキュリティシステムも導入している。
同社では「企業活動のコスト削減と情報管理強化という2つのニーズが年々高まるにつれ、情報記録管理のアウトソーシングは今後も拡大していくものと考えられる」としている。
■第二期倉庫の概要
所在地:埼玉県羽生市
敷地面積:3万4014平方メートル(1万289坪)
構造:免震構造、鉄筋コンクリート造
建築面積:5896平方メートル(1784坪)
延床面積:2万3035平方メートル(6968坪)
主要設備:非常用自家発電設備、ICカード認証、監視カメラ、赤外線センサー