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日本郵船が統合レポート発行、CO2排出原単位13%削減

2015年6月23日 (火)

環境・CSRNYKレポート2015日本郵船は23日、アニュアルレポートとCSRレポートを統合した2015年度版統合レポート「NYKレポート2015」の日本語版を発行した。

NYKレポート2015は財務情報と環境・社会・ガバナンス情報を組み合わせて株主などのステークホルダーに「モノ運びを通じて社会に貢献する」ことを目指す同社の取り組みを理解してもらえる内容とした。冊子はダイジェスト版とし、ウェブサイトで全内容を網羅した完全版を掲載している。

同社では2006年から環境経営指標を算出し、船舶の運航効率を把握しているが、14年度のCO2排出原単位は10年度と比べ13%削減した。就航船を低速運航にした事例や、14年5月に竣工した、完成車1台当たりの輸送で30%のCO2排出量削減を見込む次世代自動車専用船「アリエス・リーダー」を紹介している。

社長メッセージでは、昨年4月から取り組んでいる、新中期経営計画「モア・ザン・シッピング2018-ステージ2きらり技術力-」の達成を目指す内藤忠顕新社長の強い思いを掲載。中期経営計画の副題に掲げている「きらり技術力」や2015年度の経営方針、ガバナンス強化について説明している。

今回は企業価値向上プロセスに焦点を当て、特集事例として自動車の完成車一貫輸送を取り上げた。海上輸送だけでない、自動車物流サービスの誕生と進化を紹介。英語版は8月下旬に発行する。

■「NYKレポート2015」
http://www.nyk.com/csr/report/book/index.html