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危険物倉庫併設、免震・ZEB対応で次世代物流ニーズに対応

SGリアルティと三井不、大阪で21万平米施設着工

2025年12月15日 (月)

▲北東アイレベルパース(出所:三井不動産、SGリアルティ)

拠点・施設三井不動産とSGリアルティ(東京都江東区)は15日、大阪市淀川区で大規模物流施設「SGリアルティ・MFLP大阪加島」を着工したと発表した。延床面積は21万1800平方メートルで、大阪市内では最大規模となる。完成は2027年9月を予定している。

立地はJR東西線・加島駅から徒歩4分。阪神高速や名神高速へのアクセスも良好で、都心近接型の希少な大規模拠点として、関西広域配送とラストマイル配送の双方に対応できる。建物は地上6階建てで、ワンフロア3万平方メートルの大空間を確保し、マテハン機器など自動化設備の導入も想定する。

関西圏では珍しい、マルチテナント型物流施設に併設した危険物倉庫を整備する点も特徴だ。リチウムイオン電池や化粧品、塗料など、需要が拡大する分野の保管・配送に対応する。電気容量にも余裕を持たせ、倉庫内空調の設置など入居企業の多様な運用ニーズに応える。

▲非常用発電機イメージ(出所:三井不動産、SGリアルティ)

BCP面では免震構造を採用し、非常用発電機や備蓄倉庫を整備。高潮や停電を想定した設備配置とし、津波避難ビルへの指定も予定する。環境面では最大4メガワットの太陽光発電設備を導入し、ZEB認証をはじめとする複数の環境認証取得を目指す。

すでに佐川急便の入居が決定しており、1万6000平方メートルを使用して淀川営業所を移転・開設する予定だ。大阪梅田を中心とする都市部配送を担う拠点となる見通しで、都市近接型物流施設としての役割が一段と高まりそうだ。

▲佐川急便入居後のイメージ(出所:三井不動産、SGリアルティ)

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